
北鯖石小6年生が制作した拉致問題の早期解決を求めるポスター=市役所 (2025/03/04)

柏崎刈羽の卒業シーズンのトップを切って行われた産大附属高の卒業式=1日、同校体育館 (2025/03/03)

JAえちご中越の力間・経営委柏崎委員長(左奥)から門出米を受け取った柏総3年生=20日、同校 (2025/02/28)
>>過去記事一覧
同神社の大ケヤキは昭和5年、国の天然記念物に指定され、推定樹齢は伝承で1000年といわれる。しかし長年の風雪の被害には勝てず、幹の中ほどには空洞をふさぐため、部分的にトタンでおおわれている。また、コフキサルノコシカケが発生し、腐朽菌のまん延が心配される状況だ。
一行は、市内で開かれた日本樹木医会北陸総支部(井土新平支部長)の総会に出席した人たち。診断に先立ち、案内役で新潟市の県樹木医会事務局・佐藤賢一さんがこれまでに県などが行った診断の経緯などから「支幹腐朽部の折れ、落下が心配だ。樹幹空洞内には不足根が多数発生している」と説明した。
続いて、樹木医たちが幹の周りを回ったり、空洞部分の中をのぞいて、気づいた点などを記入。「周囲の柵(さく)をゆったりした状況にしたらいいのでは」「樹勢回復のため、葉の色を見ながら状態を観察した例があるが、同じような考え方で治療したら効果があるのではないか」などさまざまな意見が出された。
一方、箕輪宮司は、阿部和夫・同地区総代、同神社役員とともに診断に立ち合い、「傷んでいる所もあるが、葉や根は元気だという話もあった。樹木医の方々から最善の方法を出し合ってもらい、少しでも大ケヤキから長生きしてもらいたい」と話した。
この後、それぞれの樹木医が診断結果を持ち寄って、慎重に処置方法などを検討していくという。市文化振興課では今年度、枝落としの補助金を予算化しており、「樹木医から出る結論を1つの資料として、今後の対策に役立てていきたい」としている。
(1998/ 5/27)
※柏崎日報社掲載の記事・写真は一切の無断転載を禁じます。
すべての著作権は柏崎日報社および情報提供者に帰属します。新聞記事・写真など、柏崎日報社の著作物を転載、利用するには、原則として当社の許諾を事前に得ていただくことが必要です。掲載についてのお問い合わせは、お電話 0257-22-3121 までご連絡ください。