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縁起物のひょうたんで作った表札を玄関に掲げて21世紀を迎えようと、高柳町岡田(今井文夫区長)で、約160ある集落全戸の表札作りが仕上げの段階に入っている。
岡田集落では昔から、野菜の種などを入れる容器としてひょうたんの加工を行ってきた。17年前からはひょうたんの表面に赤や緑、黄色など何色もの塗料を塗り重ね、磨いて模様を出す「飾りひょうたん」作りに集落を挙げて取り組んでいる。毎年3月に展示会「ひょうたんまつり」を開いたり、昨年はひょうたんで作った楽器の演奏会を行うなど、「ひょうたんの里」をキャッチフレーズにした地域おこしに励んできた。
名物となったひょうたんを使い、長く地域に親しまれるものを作りたいと、3年前に集落の人たちが相談し、「ひょうたんで表札を作り、21世紀のお正月にみんなで掲げよう」と話がまとまった。集落では昔から「ひょうたんを玄関に置いておけば、縁起の良くない物は吸い取られ、家の中には入れない」と言われている。また表札に記す名前は、人の変動に関係なく、長い年月を使えるようにと、集落の人たちの了解を得て「屋号」にした。このため各家の正式な漢字表記を調べる“大仕事”もあった。
表札作りは「岡田ひょうたん会」(中村功会長)の人たちが担当。大きさのそろったひょうたん作りから始め、乾燥、板の取り付けなど2年がかりの作業を続け、今は最後の仕上げのニス塗り。「家の繁栄、家族の人たちの健康を願いながら、ていねいに作ってきました」と振り返る。
暮れには各家に届けられ、お正月にはすべての家の玄関に取り付ける予定で、「ひょうたんの里の名物にもしたい」という。
(2000/12/18)
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