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工業教育の交流、連携を深めようと、新潟工科大学(阿部武雄学長)と柏工(藤田信雄校長)が独自の協議会を発足させることになり、工科大で9日、初会合を開く。ものづくりをめぐる高校、大学の個別の連携は県内でも先駆けの試みとなりそうだ。
工科大、柏工では近年、工業教育の研究組織などを通じ教員間の交流を続けてきた。平成7年の工科大開学以来、柏工から毎年進学者があり、昨年度は14人が、今年度は卒業生の一割に当たる20人が進学した。協議会設立は昨年12月から準備を進めた。初会合には正副学長、校長、教頭、各学科の教員20人以上が出席する予定。大学教員の出張講義や講演、高校生の体験学習など、教科、学科ごとに連携策を検討する。
工科大では毎年、構内開放、1日体験入学、大学祭での公開シンポジウムなどを行い、県内の高校生、保護者に大学をアピールしている。ものづくりの高度技術者育成を目指す開学の趣旨、大学の立地、教育内容などから、地元の柏工を皮切りに、今後、他校との連携も視野に入れている。
柏工では連携が具体的に見える形になれば、同校生徒の目的意識ばかりか、高校進学を目指す中学生へのアピール、地域のものづくりの活性化にもつながるものと受け止めている。小林俊雄教頭は「高校での履修が大学で単位として認められれば、別な科目履修の余裕も生まれ、広い視野をもった技術者育成も期待できる」とし、より踏み込んだ連携策を探りたい考えだ。
(2001/ 2/ 3)
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