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市が14日、80歳を迎えた人たちをお祝いする第2次成人式を産文会館で開いた。この成人式は15日の「敬老の日」を前にした県内では柏崎だけのユニークな行事。過去最多の約420人が出席し、会場には和やかさと元気な笑顔があふれた。
第2次成人式は、60歳の還暦からさらに20年目の80歳を“第2の成人”として、長い人生を社会のために尽くした人たちの労をねぎらい、長寿を祝うことが目的だ。市老人クラブ連合会の初代会長だった故斉藤源治さんの提案で1965年から始まり、今年で37回目。いわば市を挙げての同級会といえる。
今年の該当者は市内在住で、21年(大正10)年4月2日から22(同11)年4月1日生まれ。男性232人、女性412人の合わせて644人。
式には西川市長、高橋市議会議長ら各方面の来賓が顔をそろえ、午前11時から開会した。市長は「一日一日柏崎市民として楽しみながら健康で頑張ってほしい」と祝福し、池田隆・市老人クラブ連合会長は「21世紀は高齢社会といわれる。長年培った技術、知識を社会のために生かしてほしい」と激励した。
一方、出席者の中から初めての女性代表として、田屋の田辺ゆき子さんが「一人ひとりが生き抜いた80年の尊い歴史を大きな袋に詰め込んで、肩にかけ、破れたら縫い、ほころびればつくろい、ここまでたどり着いた。袋の中身を整理し、ピカピカに磨き直して次の世代の参考になるよう同年生みんなで頑張りたい」と謝辞を述べた。
式に先立ち、市内のはり・きゅう・マッサージ師会、写真師組合が無料サービス。ステージでは園児の遊戯、園芸などが続々。会場で軽井川の松崎トミさんは「ご飯の支度、洗濯、畑仕事などで大忙しの現役主婦。町内でも元気者とたまげられている」、新道の横田三四次さんは「ワンバウンドにゲートボール、菊作りが健康の秘けつかな」と満面の笑みを浮かべた。
(2001/ 9/14)
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