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東京電力柏崎刈羽原発3号機のプルサーマル計画をめぐり、平山知事、西川市長、品田刈羽村長の会談が14日、県庁で行われた。会談では、住民投票で受け入れ反対が多数を占めた刈羽村の状勢を見守りながら、3月議会の議論を踏まえ、三者の話し合いを続けることを確認した。
プルサーマルは昨夏の実施が計画されていたが、刈羽村で同年5月に行われた住民投票で受け入れ反対が過半数を占めたため、刈羽村民の理解が得られるまで計画実施は見送ることで三者は合意した。東電はプルサーマルの理解活動を続けており、当面は今年8月から始まる3号機の定期検査が実施の焦点と見られている。
プルサーマルをめぐる三者会談は、計画実施の見送りを国、東電に求めることを決めた昨年7月以来およそ7カ月ぶり。今回は互いの状況報告、意見交換会として非公開で約1時間にわたり開かれた。
会談後、西川市長は「刈羽村の住民投票で数字として結果が出た。これは重い。市は従の立場だ。引き続き様子を見守る」と述べた。市長は次回定検が次の判断時期との見方を示した。平山知事は「われわれとしては時期を決めているわけではない。刈羽村の住民投票で計画がストップしているわけだから、品田村長に今後の状況展開を見ていてほしいと伝えた」と述べた。
また、品田村長は「事業者、国がより村民の考えを知ろうと姿勢を変えたのはいいことだ。理解が深まればいい。次回定検がタイムリミットというわけではない」と述べた。村内情勢については「村民同士の議論の動きもあり、変わりつつあると感じている」とした。
(2002/ 2/14)
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