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柏崎平野の農業用水不足解消を目指す国営柏崎周辺農業水利事業(土地改良事業)で、栃ケ原ダムの本体建設工事安全祈願祭が13日、高柳町栃ケ原地内の現地で行われ、柏崎土地改良区などの関係者が2006年度の完成に期待を込めた。
同ダムは堤高52.7メートル、堤頂長152.5メートルの直線重力式コンクリートダムで、有効貯水量230万トン(総貯水量247万トン)。1997年度の事業採択以来、調査・設計、工事用道路ともなる町道栃ケ原門出線の付け替え、地盤調査、地すべり防止対策など事前準備を重ねてきた。
昨年夏には北陸農政局が工事費約50億1,900万円で本体工事1期分(2001年度―2004年度)を市内企業を含む3社の共同企業体に発注。本体着工を前に、完成時にはせき止めることになる境川を右岸側の山中に工事中迂回させる仮排水路(延長223メートル、高さ1.95メートルのトンネル)を掘削。いよいよ河川を切り替えて、ダム本体の工事に入る。まずダム基礎部分の掘削を行い、コンクリート打ちは2003年の秋を予定。ダム体積は12万6,000立方メートル。1期工事では全体の68%の8万5,600立方メートル(高さ約23メートル分)を造る。引き続いて2期工事を発注し、2006年度の完成を目指していく。
安全祈願祭は施工業者の主催により、完成時はダムの底となる現地で行われた。発注者の北陸農政局柏崎周辺農業水利事業所(前田勇所長)や、国営土地改良事業推進協議会を構成する柏崎刈羽の自治体、柏崎土地改良区など農業関係機関、地元集落、地権者、工事関係者ら約70人が出席。神事を行って工事の安全を祈念するとともに、完成したダムの姿を思い描いて、大工事の推進を期待した。
ダム本体のすぐ下流で進めている町道の「境川大橋」(延長99メートル、幅5メートル)はすでに上部工事に入っており、今年九月にも完成予定だ。
(2002/ 5/14)
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