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柏崎地域振興調整会議(事務局・県柏崎地域振興局)が「地域の食」をテーマに、食生活に関するアンケート調査を行い、この結果をまとめた。調査対象は柏崎刈羽の小学4年生の保護者ら。市内三和町の柏崎総合庁舎でこのほど開かれた「柏崎の食文化を考える懇談会」で報告された。調査では、多くの人が「地元農水産物をもっと食べたい」とする半面、課題もあり、食文化創造戦略を推進する上で貴重な基礎データとなった。
同会議は2002年度に策定した柏崎地域振興計画で「食文化創造」を戦略テーマの一つにしており、アンケート調査はこの一環。食行動や食環境などの実態を把握するとともに、柏刈地域から発掘した30品の郷土料理から自分が食べたい、子供に食べさせたい料理を選んでもらい、「食の歳時記」の作成に役立てることを狙った。
対象は柏刈の16小学校で、約60%に当たる386人が回答。調査結果の主なものでは、「地産地消」の言葉を知っている人は半数弱。地元農水産物を食べる頻度は「ほぼ毎日」(19.9%)から「ほとんどない」(24.6%)まで分布。食の情報交換は、家族や友人との会話、商店やスーパーからの情報入手などいずれも七割が「あまりない」「全くない」と回答。
一方で、地元農水産物を食べたいと大いに(少しは)思う人が八割近くいた。ただ、これらを使った料理学習会への参加意欲は、どちらともいえない人が多かった。地元農水産物の価値について、多くが「安全な食事」「おいしい食事」「歴史や文化の継承」などを、期待するものとして「新鮮さ」「安心・安全」を挙げた。
(2004/ 7/10)
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