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原発タービン損傷は蒸気逆流の力
東京電力柏崎刈羽原発6、7号機のタービン動翼(回転する羽根)に金属疲労による折損や傷が見つかった問題で、同社は19日、通常運転以外で起きる蒸気逆流の力で振動が加わったことが原因との調査結果を発表した。
6、7号機のタービンは中越沖地震後の点検で、各3基ある低圧タービンの第14段、16段の動翼の付け根部に損傷を確認した。合計3384枚の羽根のうち折損が2枚、傷が328枚。同地震前の運転中に金属疲労が起きたことが7月までに判明していた。
その後の調査により、14段については、試験や緊急停止で原子炉からの蒸気が急に遮断された時、給水加熱器から蒸気が逆流する「フラッシュバック」で羽根が振動したためと推定。16段は、蒸気量が少ない段階でタービンを定格回転させた時の蒸気の逆流で振動が発生したと見られる。これらの逆流が起きることは設計時に分かっていたが、その力が想定以上だったという。
14段の羽根はすべて年内に交換し、16段は傷を加工で除去。当面は付け根部の計画的点検や、振動応力低減の対策に取り組む。
(2008/ 9/20)
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