東京電力柏崎刈羽原発の稲垣武之所長 再稼働巡り準備先行の7号機よりも6号機優先する方針明らかに

東京電力柏崎刈羽原発の稲垣武之所長は25日の定例会見で、同原発の再稼働を巡り、準備が先行する7号機よりも6号機を優先する方針を明らかにした。7号機は昨年に技術的にも再稼働できる状態が整っていたが、新潟県の地元同意の行方が不透明なことに加え、テロ対策施設の設置期限が迫っていることを受け、方針転換を余儀なくされた形だ。稲垣所長は「6号機の起動準備に集中するべきと判断した。ワンチームとなって信頼される発電所を目指すことに変わりはない」と語った。
(全文1165字 6月25日紙面掲載)