認知症新薬レカネマブ 国立病院機構新潟病院で柏崎市内の70代女性が治療完了

柏崎市赤坂町、国立病院機構新潟病院(佐藤晶院長)は7月31日、アルツハイマー型認知症の新治療薬「レカネマブ」を用いた治療を受けていた柏崎市在住の70代女性が、1年半にわたる治療を無事に完了したと発表した。軽度認知障害(MCI)と診断された患者の症状進行を抑制した成功例は新潟県内では初めて。同院で治療を担当した中島孝名誉院長は「急激な病状の進行を防ぎ、回復の兆しも見られる。医学的にも社会的にも非常に大きな成果だ」と評価した。
(全文935字 8月1日紙面掲載)